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請求書業務をクラウド化するには?中小企業に最適なツール比較と導入のステップ

業務改善

インボイス制度や電子帳簿保存法の対応が求められる今、紙やExcelベースの請求書処理は非効率なうえに法令リスクも高まりつつあります。
加えて、請求書の「発行・送付・管理・会計連携」までをすべて人手で行うとミスや手間が避けられません。

こうした背景から請求書業務のクラウド化は中小企業にとって急務になっています。
本記事では、代表的なクラウド請求書ツールとその選び方、導入のポイントについてわかりやすく解説します。

1.実はまだ多い“非効率な請求書処理”の実態

請求書に関する業務は一見シンプルに見えますが、実は多くの手作業が発生しており担当者の時間や労力を圧迫しています。
特に中小企業では経理担当者が他業務と兼任していることも多く、「請求書の処理に追われて他の作業が進まない」といった声も少なくありません。

“あたりまえ”のように続けている作業の中に、実は多くの非効率が潜んでいます。

  • 請求書を毎回ゼロからExcelやWordで作成している
  • 郵送やPDF添付の作業に手間取り、送付ミスが起きがち
  • 入金確認や未収チェックを目視・手帳で管理している
  • 請求書の内容を、会計ソフトに手入力で再入力している

これらの業務は「なんとなく慣れている」から続けてしまいがちですが、時間と労力の面で見れば大きなロスとなっています。

「いつか改善しなきゃ…」と思いつつ、手作業のまま放置していませんか?
請求書業務こそ、自動化・標準化の効果が最も出やすい分野です!
思い立ったタイミングで自動化を進めるのも大切ですよ!

 

2. 代表的なクラウド請求書サービス比較(3社)

クラウド請求書サービスといっても、機能や使い勝手はツールごとに大きく異なります。
「どれが自社に合っているのかわからない」「どこを基準に選べばいいのか迷う」という声もよく聞かれます。

特に中小企業では、導入後に「思ったより難しかった」「会計ソフトと連携できなかった」といったミスマッチも起こりやすいため、最初の比較と体験がとても重要です。

ここでは代表的なクラウド請求書サービス3社を比較してみました。

項目 Misoca マネーフォワード
クラウド請求書
MakeLeaps
提供会社 弥生 マネーフォワード リコー
会計連携 弥生会計 Next マネーフォワード
クラウド会計
CSV連携
発行形式 電子・PDF・郵送代行 電子・PDF・郵送代行 電子・PDF・郵送
インボイス対応
無料プラン ◯(制限あり) ◯(制限あり)
特徴 弥生製品と親和性が高い 入金管理・承認フロー◎ 海外送付・英語対応に強い

毎日の業務で使うものだからこそ、操作性やUIも見逃せません。
無料プランやデモ画面でしっかり比較・体験しておくと、導入後のミスマッチを防げます

ツール選びに迷ったら「自社が使っている会計ソフトとの相性」を第一に。
無料プランやデモで比較してから進めるのが安心です!

 

3.ツール別の特徴と導入のポイント

それぞれのクラウド請求書ツールには、得意分野や想定ユーザーが異なります。
一見似たような機能に見えても、「使い始めてみたら業務に合わなかった」というケースも。

ここでは、自社の業務スタイルや取引先の特徴を踏まえて、選ぶ際に参考になる各サービスの特徴をご紹介します。

(1)Misoca(みそか)

Misocaは、弥生が提供するクラウド請求書サービスで、とにかくシンプルでわかりやすいUIが特長。
請求書・見積書・納品書を直感的に作成でき、郵送代行機能も備えています。
弥生会計 Nextと連携すれば請求内容から仕訳登録までの流れがスムーズに自動化されます。
小規模事業者や、経理のIT化にまだ慣れていない事業者にもおすすめです。

(2)マネーフォワードクラウド請求書

マネーフォワードクラウド請求書は、帳票の種類が豊富で請求書・納品書・発注書・見積書などの一元管理が可能。
入金ステータスの確認や承認フロー、自動仕訳との連携も充実しており、部門間での業務連携にも向いています。
定期請求や複数ユーザー管理が必要な企業に適しています。

(3)MakeLeaps

Makeleapsは、英語・多通貨・海外送付に対応しており、外資系やグローバル取引のある企業に人気。
弥生会計シリーズと連携可能で、請求書データをスムーズに会計へ取り込めるのも特長です。
また、freeeやマネーフォワードクラウド会計とは直接連携していませんが、CSVでのデータ取込が可能です。
国際的な取引やインボイス対応に加え、「請求業務に特化した設計思想」が強みです。

 

請求業務をシンプルにしたいのか、海外対応が必要なのかで選び方は変わります。
自社の業務にフィットするか?」を軸に選定しましょう!

 

4.導入時に気をつけたい運用のポイント

クラウド請求書ツールを導入しても、現場の運用が変わらなければ効果は半減します。
とくに中小企業では、「紙とクラウドを併用して混乱」「設定が不十分で結局手入力」といった声も多く聞かれます。

スムーズな導入には、「小さく始めて、少しずつ慣らす」ことが大切です。

導入をスムーズに進めるためには・・・

  • 最初は1部署または1人の担当者でテスト導入
  • 社内マニュアルや操作説明会を用意する
  • 導入サポートがあるサービスを選ぶ

 

“使えるツール”を“使いこなすツール”にするには社内定着がカギ。
操作研修やマニュアル整備がスムーズな活用の第一歩です!

5. 補助金を活用してクラウド化を進める

請求書クラウドサービスの導入には「IT導入補助金」などの国の制度も活用可能です。
弥生・マネーフォワード製品は補助対象になっていることが多く、導入費用の半額以上が補助されることもあります。

補助金活用時のチェックポイント:
申請を検討する際は、以下の3点を必ず確認しましょう。

  • 申請は導入前に行う(事後申請は不可)
  • 「IT導入支援事業者」との連携が必須
  • 登録済みツールであることを事前に確認

費用面で悩んでいるなら、補助金の活用が賢い選択です!
まずは導入予定のツールが対象になっているかをチェックしましょう。

 

6.まとめ

「請求書のクラウド化」は経理DXの第一ステップです。請求書業務をクラウド化することで、作成・送付・管理・仕訳までを効率化でき、ミスや手間を減らしながら正確な経理業務を実現できます。

まずは、自社の会計ソフトや業務体制に合わせて、最適なツールを選定してみてください。
少しずつでもクラウド化を進めていけば、経理の精度とスピードが大きく変わっていきますよ。