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パラレルキャリアという働き方について解説します

業務改善

世の中の大きな変化に伴って人々の働き方も多種多様に変わってきています。そのような環境の下で最近「パラレルキャリア」という言葉をよく聞くようになってきました。パラレルキャリアとはどのようなものなのでしょうか。その概要、メリットやデメリット、副業との違い、などについて解説します。

 

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1.パラレルキャリアとは

パラレルキャリアとは、著名な経営学者であるP.F.ドラッカー(ピーター・ファーディナンド・ドラッカー)の著作「明日を支配するもの-21世紀のマネジメント革命」において提唱された、これからの社会での働き方・生き方についての考え方です。パラレルキャリアとは、簡単に言うと、本業を持ちながら第二の活動をすること、です。

第二の活動には明確な定義があるわけではなく、別の企業への就職や自営業、ボランティア活動のような社会貢献、などといった収入を目的としない様々な場所における活動を指しています。ひとつの仕事を本業と捉えることなく、全ての仕事や活動に本業と同様に取り組む必要があるので、パラレルキャリアは「複業」とも言われています。

パラレルキャリアの「パラレル(parallel)」には「平行」という意味があります。つまり、「パラレルキャリア=並行しているキャリア(経歴)=複数の経歴を並行して身に付ける」というような意味があることがわかります。

最近パラレルキャリアの考え方が注目を集めていますが、そこには様々な社会環境の変化が背景にあります。それはどのような環境の変化なのでしょうか。

(1)働き方・雇用形態の多様化

社会環境の大きな変化の1つとして「働き方・雇用形態の多様化」を挙げることができます。被雇用者の大半が正社員かつ終身雇用の形態であった数十年前とは異なり、現在では1つの企業の中で正社員、契約社員、派遣社員、パート、アルバイト、などの様々な雇用形態が並存している時代になっています。

また、自分にマッチした働き方を求めて転職をする人も増加しています。数年は新卒で入社した会社で働きはするものの、「この仕事は自分が求めているものとは違う」「もっと自分にマッチした会社があるはず」などといった理由で転職する若者は現在では珍しくありません。

加えて、企業に雇用されずに個人で契約を結ぶ「フリーランス」という働き方が注目されてきたことも働き方が多様化している1つの例と言うことができるでしょう。アメリカの調査によると、2027年にはフリーランスの人口がノンフリーランスの人口を超えると言われているそうです。

以上のように、働き方や雇用形態の多様化の拡大や進展に伴い、1つのキャリアに拘り過ぎないで複数のキャリアを形成するというような考え方、すなわち「パラレルキャリア」に注目が集まるようになったと言うことができます。

(2)大企業の経営危機・破綻

もうひとつの大きな背景としては、「大企業の経営危機・破綻」を挙げることができます。 10年以上前にはなりますが、「リーマン・ショック」は大企業の経営危機・破綻として有名なニュースでした。世界的な大企業でも経営危機に陥ったり、破綻してしまったりする可能性は十分に考えられるのです。

昔のように大企業に就職したからといって安心・安泰である、という神話は既に過去のものとなっており、これからの世の中では個人の将来について常に考え続けていく必要があるのです。

(3)企業にとっての利点

パラレルキャリアによって、個人のプロ意識やマネジメント能力の向上といったスキルアップを実現させることは、企業にとっても大きな利点であると考えられています。そのために、パラレルキャリアを推進している企業も増加しており、専業禁止を唱える企業も出てきているのです。パラレルキャリアは、個人の経験や利益だけではなく、企業にも有益である、いう意識は今後ますます拡大していくものと思われます。

 

2.パラレルキャリアのメリット・デメリット

(1)パラレルキャリアのメリット

<パラレルキャリアの主なメリット>

①柔軟な思考力

②マネジメント力の向上

③コストをかけずに人材育成が可能

④本業では得られない経験やチャンスを得られる

⑤人脈が広がる

⑥視野が広がる

⑦時間管理能力が身に付く

⑧社会貢献にも活用

⑨自分の夢の実現

⑩独立・起業の準備

①柔軟な思考力

日常業務がルーチン化してしまい、心理学で言うところの「馴化」が発生することで感性が鈍化してしまうような場合では、業務上の問題を発見することが難しくなってしまったり、物事の考え方や捉え方に多少の偏りが発生してしまう危険性が考えられます。

偏った考え方が必ず悪いものであるとは限りませんが、全方向的な角度から物事を考えた把握できるような柔軟な思考力を育成できれば、本業においても好影響が生まれるでしょう。パラレルキャリアにおいては本業とは異なる活動を行うことになるので、新たな考え方を身に付けることが可能になると考えられます。

②マネジメント力の向上

普段とは違った新しい環境でパラレルキャリアを行うことは、想像以上に時間と労力を消費することになります。したがって、パラレルキャリアと本業を両立するためには、時間管理や自己管理に努め、効率よく活動を進めることが必要です。大変ですが、両立できるように努力することでマネジメント力が大きく向上するものと期待できるでしょう。

③コストをかけずに人材育成が可能

企業の人事部門担当者や経営者側の立場で考えると、「コストをかけずに人材育成可能が」というメリットもあると言われています。パラレルキャリアを通して、社員は様々な経験やスキルを身につけることが可能になります。企業側としては、社員のスキルアップにコストが不要になりますので、場合によっては、パラレルキャリアが1つの有用な人材育成の選択肢になる、とも言われています。

④本業では得られない経験やチャンスを得られる

パラレルキャリアにおいては本業以外の活動に取り組むことになりますので、本業では得られない経験や新しい仕事のチャンスが発生するでしょう。現在の仕事以上に自分にマッチしている仕事を見つけるきっかけになったり、趣味や夢を仕事につなげられたりするようなチャンスも十分に期待できるでしょう。

⑤人脈が広がる

本業では仕事上で関係する人が限定されており人脈がなかなか広がらない、と感じている人にとってパラレルキャリアは有効でしょう。パラレルキャリアにおいては会社のような組織の中で動くのではなく、様々な環境で活動に取り組むことが可能なので、自分次第で人脈を広げることが可能になります。新しいビジネスチャンスや利益も創出してくれることもありますし、キャリア形成には不可欠なものである言えるかもしれません。

⑥視野が広がる

パラレルキャリアによって新たな経験を積み上げて、人脈を広げて様々な人と関わっていくうちに、自分の視野も自然と広げることができるでしょう。特に、自分とは異なる価値観を持つ人の話を聞いたり、大きな苦難を乗り越えてきたような人と交流したりすることで刺激を受け、自分ぼ意識が変化して柔軟な発想力を養うことにもつながる可能性があります。

⑦時間管理能力が身に付く

決められた就業時間内で働く会社とは違い、パラレルキャリアでは自分で余暇の時間から活動時間を作り、スケジュールや時間を管理しながら取り組むことが必要になります。本業と両立させるために自己管理と時間管理は不可欠なものなのです。パラレルキャリアの活動が順調になるにしたがって、タイムマネジメント能力が磨かれ、作業の効率化やスピードアップも期待できます。

⑧社会貢献にも活用

収入を第一の目的とはしないで、スキルアップや人脈構築を目的とするパラレルキャリアは、新たなスタイルの余暇活動とも言うことが可能かもしれません。仕事としてだけではなく、ボランティア活動のような社会貢献としても取り組むことも可能なので、社会貢献の機会を得たいと考えている人にとってもパラレルキャリアは新たに経験を得られる場所と言うことが可能です。

⑨自分の夢の実現

例えば、子供にピアノを教えたくて音大に進学はしたけれども、現在では事務職に就いているような人がパラレルキャリアで子供に音楽の楽しさを教えるボランティア活動をすることで夢の実現に繋げるようなことも可能です。

⑩独立・起業の準備

昨今では、大手の電機メーカーが海外の企業に買収される、など、いつ自分が在籍する会社の経営が苦しくなってしまうのか、全くわかないような状況です。しかし、独立して事業をはじめて利益を得られるようになったり、フリーランスで現在の収入レベルまで稼げるようになるには、それなりに長い時間が必要となります。そうなるまでに、本業で生活費を稼ぎながら、「複業」で利益を安定的に確保できるようになったら本格的に起業する、ようなことも可能です。

(2)パラレルキャリアのデメリット

<パラレルキャリアの主なデメリット>

①本業に支障をきたす可能性がある

②人材流出の可能性

③周囲の理解不足

④何がしたいのか不明

⑤時間がなくなる

⑥費用がかかる

⑦現実逃避だと思われてしまう

⑧継続しないと無意味

⑨会社の就業規則違反に該当してしまう

①本業に支障をきたす可能性がある

デメリットの1つとしては、本業に支障をきたしてしまう可能性を挙げることができます。メリットの⑦にに挙げた「時間管理能力が身に付く」と表裏一体ではありますが、時間管理や自己管理を上手にすることができない場合にはと本業に支障をきたしてしまう危険性が十分にあるでしょう。

②人材流出の可能性

企業の立場で考えた場合、パラレルキャリアの導入をきっかけにして貴重な人材が流出してしまう可能性が考えられます。社員がパラレルキャリアで出会った仕事や人々に大きな影響を受けることで、「自分にはこっちの方が適しているのではないか?」と思い退職をしてしまうようであれば、企業としては望ましい結果ではないでしょう。

③周囲の理解不足

パラレルキャリアと副業の明確な相違点が分かりにくく新しい考え方でもあることで、同僚や上司に理解してもらいにくいという側面はまだ否めないでしょう。また、基本的には副業を禁止する企業が多い中において、他の社員からパラレルキャリアを副業と勘違いされてしまうとトラブルが発生しかねません。企業がパラレルキャリアの考え方を導入するような場合には、就業規則の見直しや社員への理解の徹底が必要となるでしょう。

④何がしたいのか不明

『「enミドルの転職第121アンケート集計結果「パラレルキャリアについて」』においては、「パラレルキャリアの考え方に共感できる」は91%もの割合を占めていましたが、「実際に活動している人」は26%だけでした。活動していない理由の1位は「明確に何がしたいか決まっていないため」、2位は「どう始めていいかわからないので」だったのです。

私たち日本人は自由な社会で生活していますが、実際に「自分のやってみたいことを自由に選んでください」と言われるとなかなか決定できないという傾向があります。自ら自由に人生を選択してきたと思っている人も多いかもしれませんが、良い就職先に入社できるような大学で就職活動に有利な学部を選んだうえで入学をしていたり、大手の有名企業や公務員などを目指して安定した生活を得られるような就職先を選んでいたり、といったある程度決まった範囲やカテゴリーの中から選択をして生きているはずです。

このような範囲やカテゴリーを保有していないような考えを持っている人は、純粋にそして単純に「好き」という気持ちだけで動くことになるので、パラレルキャリアもすぐにネットで調べてスタートすることが可能でしょう。つまり、アンケートの1位も2位も同じ「根本的な」問題と言えるのです。

パラレルキャリアに興味を持っている人は、まずプライベートと仕事上で「好きなこと」や「得意なこと」書き出して、次いで「興味のあること」や「やってみたいこと」を書き出してリスト化して、ボランティアサイトなどの案件を見ながら該当する案件がないかどうか、複数のサイトを確認してみましょう。また、心理テストにおいて、好きなこと、興味のある分野、向いている分野、などを診断してみるのも良いかもしれません。

⑤時間がなくなる

週末や仕事が終了した後の時間をパラレルキャリアに充当することになるので、時間が不足することが考えられます。ペース配分やスケジューリングを上手にするようにしないと、本業の繁忙期とパラレルキャリアの繁忙期が重なってしまうこともあり得ますので注意が必要です。

⑥費用がかかる

パラレルキャリアにおける活動内容によっては月に数万円が必要になる場合もあるかもしれません。パラレルキャリアは、副業と異なり、利益や報酬が発生しないケースもありますので、全て自分からの持ち出しになることも考えておく必要があります。

⑦現実逃避だと思われてしまう

自分の周囲の人々から、本業から逃避しているのではないか、と思われたり、「この忙しい最中に何をやっているの」と言われることもあるかもしれません。しかし、パラレルキャリアを実行することで本業に向き合うモチベーションを維持向上させることができたり、本業に必要なスキルや経験を身に付けるつけることが可能なのです。周囲の声にあまり過剰に惑わされないようにすることは重要です。

⑧継続しないと無意味

パラレルキャリアが終わってしまうと、いつもながらの普通の日常に戻ってしまい経験を活用することができなかった、あるいはパラレルキャリアで学んだり得たりしたことを本業に持ち込んだら周囲から反発されてしまった、というような人もいます。そのようなことにならないように十分に考慮しながら、パラレルキャリアを継続的に行うようにしていくことが大切です。

⑨会社の就業規則違反に該当してしまう

最近では会社の方から副業を奨励しているようなケースも増えていますが、まだ副業を認めていない会社もたくさんあります。そのような会社では、たとえ無報酬であっても、パラレルキャリアで行っているいることが副業をしていると勘違いされることがあります。

一部の企業では推奨している*プロボノであっても、まだまだ認知度が低いために参加することに抵抗を感じている人もおり、周囲には隠して参加しているようケースも見受けられます。

*プロボノ

プロボノ(Pro bono)とは、各分野の専門家が、職業上保有しているスキルや知識を無償提供して社会貢献するボランティア活動全般のこと、または、それに参加する専門家自身のことを言います。

プロボノとはラテン語で「公共善のために」を意味する pro bono publico の略で、最初は弁護士など法律に携わる職業の人々が無報酬で行う、ボランティアの公益事業あるいは公益の法律家活動を指していました。弁護士による無料法律相談、無料弁護活動などが含まれており、現在も弁護士業界において最も浸透している言葉です。

 

3.パラレルキャリアと副業の違い

複数の職業を持つという意味においては、パラレルキャリアも副業も同じではありますが、この2つの働き方の大きな違いは「目的」にあります。副業が副収入を主な目的とする一方で、パラレルキャリアはキャリアアップやスキルアップ、本業では得られない経験などを主な目的としており、必ずしも収入がそこに伴うとは限っていません。2つの働き方の違いを確認するためにも、それぞれの特性を説明します。

(1)パラレルキャリア

前述したように、パラレルキャリアはオーストリア人経営学者のP・F・ドラッカーによって提唱された言葉で、本業を持ちながら、第二の活動をすることです。第二の活動には明確な定義はなく、別の企業への就職や自営業、ボランティア活動のような社会貢献など、収入を目的としない様々な場所での活動を指しています。ひとつの仕事を本業と捉えることなく、全ての仕事や活動に本業と同じように取り組む必要があるので、パラレルキャリアは「複業」とも言われています。

(2)副業

一方で、副業は、報酬を目的に、本業とは別の仕事を行うことを指してます。パラレルキャリアとは異なり、必ず収入を伴う活動になるので、スキルアップや自己実現を必須とはしていません。

つまり、パラレルキャリアには、

・全てが同じ優先順位

・金銭を得る目的とは限らない

という特徴があり、この点が副業との大きな違いなのです。

自己実現・人との出会い・スキルアップなど、お金では買うことのできない価値がパラレルキャリアには含まれているのです。最初は副業にしていたものがメインの仕事になって「起業」。あるいは、本業をリモートワーク化して事業を展開する、といった、副業からレベルアップして昇華した形になることも多いようです。

 

4.パラレルキャリアをスタートさせるには

パラレルキャリアは、今日からパラレルキャリアになる、と宣言したからと言ってなれるようなものではありません。キャリアとは経歴のことです。キャリアとして公に宣言できるような実績を積み重ねることで、初めて複数のキャリアを獲得したと言えるのです。つまり、キャリアを作るためにはそれなりに長い時間が必要となりますので、先ずは会社員として生活を安定させながら取り組むべきである、と考えます。

(1)「会社員+○○」で先ずは安定を

パラレルキャリアで「高所得」を目指すのであれば、以下のような組み合わせがオススメです。

・会社員+ブログ・メディア運営

・会社員+プログラミング

・会社員+デザイナー

イメージとしては会社員とフリーランスの掛け持ちです。

フリーランスとしても生計を立てやすいようなスキルを身に付けることにより、会社の外でも仕事が得られやすくなるでしょう。クラウドソーシングの会社などから需要がある仕事を見つけて、そこから経験やスキルを身に付けるようにしましょう。

また、パラレルキャリアでは自分のコミュニティが広がります。コミュニケーションスキルが向上するのみならず、自分よりも上の役職の人とも会社外で知り合うことが可能です。相手の立場が分かることにより相互理解も深まります。このような経験は自身の社内での出世にも役立つ可能性があります。

パラレルキャリアで人生を豊かにしたいと考えているのであれば、以下のような組み合わせをオススメします。

・会社員+スポーツ(ボーリング、ボディビル、など大会が開催されているもの)

・会社員+音楽活動

・会社員+ボランティア、NPO法人活動

(2)女性のパラレルワークは自分自身の「助け」になる

現在は共働きが当たり前の時代です。女性も長く働かないと世帯収入が維持できないケースが増えています。しかし、その一方で女性の家事・育児の負担はしっかりと残っていることも現状です。特に、夫が正社員で妻がパート社員、のような場合では、家事・育児の9割が奥さんの負担になっています。

これが、例えば託児ができる仕事であれば、一時的には育児から解放されることができます。パラレルワークで収入が増加すれば、家事を自動化することにもお金を使うことが可能になります。子供が成長して育児の手から離れれば一気に楽になるでしょう。

(3)パラレルキャリアの仕事の見つけ方

パラレルキャリアをスタートさせる前に必ずやっておきたいのは自分の得意なことや好きなものの棚卸です。この棚卸ができたら下記のようなサイトでどのような仕事や出品などがあるのか確認してみましょう。

①スキルのフリーマーケット「coconala(ココナラ)」

coconala(ココナラ)」は、イラスト作成、文章作成、占い、など様々なサービスをワンコイン500円で依頼することができるサイトです。

URL:https://coconala.com/

②日本最大級のクラウドワークス「Lancers(ランサーズ)」

Lancers(ランサーズ)」は、主にパソコンを使用して作業することが多いクラウドワークスの代表格です。

URL:https://www.lancers.jp/

③いらないものからスキルまで 「ジモティー」

家の中で不必要なものを無料や格安で個人間で受け渡すことで有名なサイトです。実際は直接指導、といったものも出品することが可能です。

URL:https://jmty.jp/

④実名・直接指導ができる「TIME TICKET(タイムチケット)」

TIME TICKET(タイムチケット)」では、エリアやカテゴリーを指定して、時間(訪問指導)などを販売している人を見つけることが可能です。若い人に人気のサイトです。

URL:https://www.timeticket.jp/

⑤ハンドメイド・手作りのマーケット 「minne(ミンネ)」

minne(ミンネ)」は手作りの雑貨の販売サイトとして有名です。簡単コサージュから服、バックまで様々なものを出品することができます。

URL:https://minne.com/

 

5.パラレルキャリアの生産性と収入を上げるためのコツとは

本稿では生産性と収入を上げるためのコツについて説明します。

(1)1日の活動時間を決める

ワークライフバランスのように、生産性を上げるためには時間の区切りをしっかりとすることが重要です。例えば、「講演会の原稿起こし作業をする」という仕事を請け負った場合であれば、締切間近でないのであれば、「今日は1時間だけ」とか「1時間で3分の1は終わらせる」とか、具体的な目標を決めたうえで作業を実施することが生産性の向上につながります。

人間の集中力はどんなに頑張っても15分サイクルとなっており、15分、45分、90分、という研究結果があります。PCの前に座ってダラダラと仕事をしているようでは、業務品質が下がってしまいます。

(2)安売りはしない(専門家やプロとしての覚悟)

パラレルキャリアとして知識やスキルを提供する際に、最初はあまり自信がないので2時間もかかる作業なのに報酬が500円の仕事を請け負うケースがあります。最初は仕方がないのかもしれませんが、パラレルキャリアとして仕事を始めたいと考えている人の多くは、自分の知識やスキルの価値を低く見積もってしまう傾向があるようです。

既に自分で保有している知識やスキルは、自分にとっては難しいことではなく簡単なことだから、とお金をもらうことに抵抗を感じることがあるからでしょう。この点は、最初は多くの人が思うことですが、上記で紹介したLancers(ランサーズ)やTIME TICKETなどのサイトを確認して、スキルや知識の相場を知ることがとても大切です。

他にも、例えばあなたは自分でスマートフォンにTwitterを設定することは可能でしょうか?若い人やスマートフォンの操作に慣れているような人であれば、ものの数分もあれば簡単に設定できるでしょう。これまでに、友達や家族に頼まれて、実際にSNSの登録を無償で代理設定したことがあるかもしれません。

しかし、SNSの代理設定は大手家電販売店に依頼した場合には3,000円~5,000円の費用がかかります。当然に無償だと思えるような数分で終わってしまう簡単な作業であっても、必要な人にとっては5,000円を支払ってでもお願いしたい作業なのです。

つまり、当たり前だと思っている知識やスキルであっても、必要としている人にとってはお金を支払ってもいいと思っているほどの価値があるということです。知識やスキルを当たり前だと思って安売りするようなことはせずに、世間の相場を確認して、その知識やスキルを欲している人にコンタクトするようにしましょう。

(3)オリジナルの価値を創出する

パラレルキャリアとして収入を増やすためには、似たサービスとは異なる独自性を出す必要があります。重要なことは、「あなたにしか頼めない」、「あなただからこそ依頼したい」、というようなサービスを打ち出すことで、依頼件数も増え、お客様もリピーターになってくれるでしょう。

新しいアイディアで、オリジナル性を出すのは難しいと思うかもしれませんが、簡単な方法としては複数の知識やスキルを組み合わせる方法を挙げることができます。例えば、あなたがピアノを弾けるとしたら、「モーニングコール」+「バイオリン」。という組み合わせが考えられます。

「朝からあなただけにピアノの優雅な音楽とともにモーニングコールをお届けします」という、何の変哲もない「モーニングコール」に「ピアノ」という付加価値をつけることで、オリジナリティを生むことが可能です。今、この世にないものを新しく創造するよりも、既存のものを組み合わせることで簡単に新たな価値を生むことができるでしょう。

(4)より専門性を磨く

得意なことや好きなことを知識やスキルとして出品していく中で、より専門性を高めることでより広いニーズに対応できるようになります。例えば、2時間の会議の原稿起こし、テープ起こしを納品2日で依頼された場合を考えてみましょう。

最初はパソコンで文章を打つことに慣れていなかったので、2時間の会議に対して作業に4日もかかっていていた状態なのであれば、依頼されても断らなければならないかもしれません。しかし、キーボードを打つ技術を磨いて、文章作成の時間を短縮することができれば、納品2日であっても対応可能です。

他にも、データベース作成でC言語から他の言語も習得したり、家庭教師で教えられる教科や範囲を増やしたり、など、自らの専門性を高めることで、これまでは対応が難しかった依頼にも対応できるようになることで収入も増やすことが可能です。また、専門性が高い依頼は、その分単価も上がることが十分に考えられます。

一方でこれまで人間が行ってきた仕事がAIにとって代わられる懸念もされています。AIと労働について中小企業が考えておくべきことを徹底解説の記事も参考にしてみてください。

まとめ

多くの企業で副業が解禁となり、これからますますパラレルキャリアを目指す方が増えると思われます。パラレルキャリアには、収入以外にも人脈・環境・自己実現など、多くのメリットがあります。

これからの働き方について、働き方改革は中小企業にも影響有り? 意義とリスクについて解説の記事もご覧になり参考にしてみてください。

先ずは自分には何かできることがないか、経験の棚卸しをして、自分の価値を世の中に発信してみることには大きな意義があるでしょう。そこから新しい可能性が見つかるかもしれません。