株式会社レクリエ経営改善セミナー

融資審査を受ける前に抑えておくべき基礎知識

融資知恵袋

さて、みなさまは法人が審査を受ける場合にどのようなことを審査で見られるのか、ご存知でしょうか?

融資を2つの分類に区分すると、営業のために、お金を借りる運転資金と、設備購入のためにお金を借りる設備資金の2つに分けることができます。必ず借りるお金の資金使途は必要になりますので、最低でも何のためにお金が必要なのか説明する必要はあります。

では、『融資審査』で、どのような点を見られるのか、運転資金と設備資金で具体的に見ていきましょう。

 

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■ 運転資金で融資を受ける場合

運転資金の融資とは、日々の営業活動を行う上で必要な資金を借りることになります。主な、資金使途としては、人員を増員する、新商品を購入する、新たな販売促進活動を行うなどが該当するかと思います。また、その借りたお金で新しいことを行うことにより、売上も伸び返済ができることも、融資の際には見られポイントとなります。

 

■ 運転資金の計算方法

運転資金の計算は下記の式で行います。

運転資金=売上債権+棚卸資産-買入債務

これは、基本となる考え方になるのですが、売上が横ばいであれば、仕入債務も増えないために、入ってくるお金で債務も支払えるために、借入も必要はないと思います。

但し、売上が伸びる場合は、買入債務が増え、先に立替えるお金が必要となるために、融資(借入)を行うというのが、基本的な考えかたです。本来は、業績悪化などの理由もありますが、前向きな融資の基本的な考え方は、上記になります。

どの程度、借入金額が必要なのかも、上記で計算して、融資を受ける際には、必要金額を説明できるよう

になるようにしましょう。

 

■ 銀行が融資審査で見るポイントについて

① 業種

どのような、業種でしょうか?許認可が必要な事業で許可が取れていない場合などは、融資がおりない場合があります。

例えば、宿泊業で許可を取っていない場合は融資の申し込みができないことがあります。

② 会社の業績

会社の業績を「安全性」、「成長性」、「収益性」、「生産性」の視点で分析を行います。

主な分析の指標は下記になります。

「収益性」

売上高総利益率

荒利率とも呼ばれている指標になります。

売上高総利益率(%)=売上高総利益/売上高×100

総資本経常利益率(ROA)

会社が投資した資本でどれだけ利益を上げたかを示す指標になります。

ROA(%)=経常利益/総資本×100

自己資本当期利益率(ROE)

株主資本で、どれだけの利益を上げたかを表すものです。

ROE(%)=当期純利益/株主総資本×100

「安全性分析」

流動比率

流動比率が高ければ、会社の短期的な返済能力が高いということになります。

流動比率(%)=流動資産/流動負債×100

自己資本比率

総資本に対する自己資本の比率を表すします。 自己資本比率(%)=自己資本/総資本×100

「生産性分析」

労働分配率

労働分配率(%)=人件費/粗付価値額×100

労働生産性

従業員の生産性の指標となります。

労働生産性=付加価値/平均従業員数

「成長性分析」

売上高成長率

前期比でどの程度、売上高がどれほど伸びたのかを確認する指標です。

売上高成長率(%)=(当期売上高-前期売上高)/前期売上高×100

③ 部門別(事業別)の損益

事業をいくつもされている企業の場合は、部門別に利益がでているのかもチェックポイントとなります。

④ 他社の借入状況

他銀行からの借入状況も確認されます。

⑤ 社長の評価

社長に対する評価もあり、将来のビジョン、企業ドメインなど経営に関する質問があり、それに対する評価もあります。

⑥ 事業承継者

企業としては、後継者があり、継続する方が安定性が高くなりますので、事業承継者がいるのかもポイントになります。

⑦ 納税状況

税金、社会保険料の滞納がないかも確認される場合もあります。

国の制度を利用した融資を受ける場合に、税金の滞納があるとその制度を利用して融資を受けられない場合があります。

⑧ 将来性

の会社の将来性も判断材料となります。銀行に融資を受けるときは、将来の明るい話、または不安材料があれば、それに対する対策なども考えておき説明できる必要があります。

⑨ 返済できる計画になっているか

銀行としては、確実に返済が行える内容の方を好みます。儲かるけれどもリスクの高い事業より、収益は高くないが、確実に10年間利益のでる事業の方が融資がおりやすいです。

 

■ 設備で融資を受ける場合

設備で融資を受ける場合も、運転で借りる場合と同じ観点からみられます。但し、不動産などを購入する場合は、その不動産に担保設定を行いますので、その購入する資産の価値も見られるとこが違ってきます。

 

■ まとめ

融資の際に銀行が見るポイントは、銀行によっても違います。また、会社と銀行の今までの取引によっても変わってきますので、今回は主なポイントを記載させて頂きました。

日本政策金融公庫のホームページで業界比較を行い財務診断サービスを無料で行うことができますので、是非1度、計算をしてみてはいかがでしょうか?その際に点数が低い項目があれば、改善を行っていけば、財務体質の強い、融資の受けやすい会社になるかと思います。

日本政策金融公庫 財務診断サービス

参考URLhttps://www.jfc.go.jp/n/service/zaimu.html