会社の今の状況を見る場合、一目で分かる大きなポイントは、貸借対照表にあります。
資産の部と負債の部の数値を比べて、資産の部が上回っていたら安定した経営ということになりますが、逆に資産の部よりも負債の部が上回ったら「債務超過」となります。
さらに厳密に見るとしたら、資産価値も時価評価されてるかどうかも確かめなければなりません。
また繰越利益剰余金も見ます。これは会社設立してから現在に至るまでの会社の利益または欠損の状況です。
自己資本比率が低い!とお悩みの経営者の場合、本人から会社への短期借入金は、資本と同じ位置付けで見てくれますので、債務超過が消えることもあります。
更にいうと、当期純利益がマイナスでも、減価償却はお金が減った訳ではないので、利益のプラス要因として見てくれます。
- 市区町村の制度融資の活用をコメントしましたが、品川区にある会社は、約1千万の融資申込が3年間無利息で、保証協会の保証付きなのに保証料は一切負担ゼロです。
埼玉県三郷市でも、1年間無利息で保証料の負担ゼロなどありました。
債務超過で保証協会から断られた会社が、融資を受けられる事もありました
- 融資申込みの際、金融機関の立場を考えてみる必要があります。
金融機関は記号にお金を貸して利益で収益を得るのが大きなビジネスモデルです。
しかも日銀は今、国債をドンドン買って、市場にジャブジャブお金を供給しています。
という事は、融資担当者は融資のノルマがあるので貸したがっています。
ところが貸しても返ってくるのか?焦げ付かないか?という心配があります。
中小企業が融資を受けたい場合、それを払拭し、安心感を与えなければなりません。
もしも、個人が知人からお金を貸して欲しいと頼まれたら、
①何にお金が必要か?
②本人の収入はいくらか?
③返済計画はどう考えているか?
を考えるはずです。
貸す側の気持ちになって、事業計画を示す事が大事なポイントです。