コロナ禍でも利益を残し続ける中小企業の秘訣

一体なんのことなの?巷で話題の「つなぎ融資」とは?

融資知恵袋
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●はじめに

近頃、「つなぎ融資」という言葉が世間を賑わせていますね。今回は、企業が利用するつなぎ融資とはどんなものか明らかにしていこうと思います。特に、資金繰りに悩むことが多い中小企業経営者の方にとっては有益な情報が満載のはず?!ぜひ、読んで理解していってください。

●企業が利用するつなぎ融資とは?

まず、つなぎ融資という言葉について簡単に説明しておきます。言い方からも想像できますが、あるお金の支払期限までにお金が準備できない場合を想定してください。そんな時、一時的に場をつなぐために利用する融資をつなぎ融資と呼びます。取引先からの支払が遅延した場合、買掛金の支払や借入金の返済に充てる資金が不足しがちです。そのような場合に、一時的にお金を借りることをつなぎ融資と呼びます。場をつなぐための融資ですから突発的な事情を含むことが多く、手続きに時間がかかるものは敬遠されたり、多少の利息を覚悟したりする方が多いようです。

しかし、場をしのぐにしても損はできるだけ少ない方が良いに決まっていますね。つなぎ融資について少しでも知識があれば、必要な時により簡単な手続きで利息の安い方法はないか素早く判断できます。では、どんな融資方法があってどんな場合に利用したら良いのかを順に説明していきましょう。

 

●つなぎ融資の種類

つなぎ融資として利用できる方法はいくつかあるのですが、ここでは中小企業の方が利用しやすい4つの方法について解説します。

① 日本政策金融公庫の融資制度

日本政策金融公庫は、国が100%出資している金融機関です。他の銀行では審査が通りにくい、起業して間もない方や規模の小さな企業でも融資を受けることができます。そもそも、中小企業や農林水産業者など一般の金融機関では融資が提供しづらい企業をサポートするという目的を持った機関です。そのため、そのような企業でも比較的低い利息で融資を受けることが出来るのです。

② 手形割引

手形割引とは、手形を金融機関に譲り渡すことで現金を得る方法のことを言います。手形には振り出し期日がありますが、その期日までの長さによって手数料がかかります。そのため、手形を「担保」として扱うことで融資を受ける、と考えると良いでしょう。「担保」なので、万が一その手形が不渡りになった場合は融資を受けた側にも支払責任が発生します。それが手形割引のデメリットなので、振出人や振り出し期日までの期間を考慮した上で利用することが必要でしょう。

③ ファクタリング

これから説明するファクタリングは、②の手形割引と似た方法なので、比較しながら説明します。ファクタリングとは、手持ちの売掛債権を買い取ってもらう制度です。買い取ってもらうにあたり、買い取り先へ手数料を支払う必要があります。手形割引の場合、手形は担保だと説明しました。一方、ファクタリングは売掛債権の「買い取り」なので、もし債権が回収不可能になっても融資を受けた側の支払義務は生じません。ただし、ファクタリングを利用する際のデメリットもあります。それは、買い取りを依頼したい債権の元である企業に、ファクタリング利用の承諾を得なければならない場合があることです。その場合、交渉や手続きに時間がかかってしまい現金化が遅れてしまいます。

このように手形割引とファクタリングには、売掛債権を手数料分差し引いて現金化するという共通点があります。しかし、それぞれメリットとデメリットがあるので、どちらを利用すると損が少ないか事前に考えておくと安心です。

④ ノンバンクのビジネスローン

銀行ではない金融機関からの融資方法です。銀行と違い、申込から入金までの審査期間が短く、保証人や担保を提示しなくても融資が受けられます。ノンバンクは消費者金融と似たイメージを持った方が多いことから、利息が高いと考えられがちです。しかし、銀行のグループ会社化した業者も近年では増えており、一昔前に比べると比較的安い利息で借りられるようになってはいます。

ここで、絶対にお伝えしておきたいことがあります。今後、事業規模の拡大や銀行融資の増額を見据えている方へは、この融資方法はお勧めできないということです。なぜなら、銀行がノンバンクの利用履歴がある企業をあまり良い目では見てくれないからです。先に述べたように、ノンバンクの融資では保証人や担保の提供がなく、早いと即日でお金が借りられます。しかし別の角度から見て、お金の流れが見えず、事業の計画性が乏しい経営をしていると捉えられる可能性があります。そのような企業には、銀行はお金を貸し渋りますし悪いイメージを持たれてしまうのです。ですから、この方法はあくまでも「他の手段が利用できない場合の最終手段」と考えることをお勧めします。

 

●最後に

いかがでしたか?中小企業や個人経営者にとっては、つなぎ融資が必要な場合が何度もあるかもしれません。その度に、いくつもの銀行に足を運ぶのは時間がもったいないですし、何より経営者様の心の不安は早く取り除くべきです。つなぎ融資が必要になる場合の手段を事前に想定しておくだけで、いざという時に素早く動くことができるはずです。ぜひ、覚えておいてくださいね。